20191213 トキヲイキル「エアガール」

まえおき

今年芝居を見始めて、無理やりでもとにかく見にいこうというスタンスで、今年それなりに見れたと思う。

12月に入り、締めくくりにもう一つくらい見たいなぁと思い、ふと思い出したのが「ぽんプラザホール」という小劇場。まだ観劇歴が浅くて福岡演劇界でこの劇場がどういう立ち位置なのかは知らないが、結構昔からあってそれなりに有名な印象がある。場所も、キャナルシティという大型商業施設の横にありアクセスしやすい。

よしじゃあとにかく行くぞとスケジュールを見る、と、行けそうなのは「トキヲイキル」。じゃあそれ!と、今回も内容は気にせず突入する。…いや、これまでの教訓から多少は気にしよう…。

ふむふむ。
「トキヲイキル」は福岡のアイドルグループ。福岡ではそれなりに有名な「LinQ」というグループを卒業したメンバーで構成されている。原直子さんは「アサデス。(朝の情報番組)」でよく見てるし結構好きですよ。
演出が柏原収史とな。へー。
日本初のCAの候補生の話。実話ベースらしい。

感想

なんか結構感動しちゃったなぁ。

アイドル芝居ということで、ノリとかテンションとか、ちょっと不安な部分はあった。オープニングの歌が微妙なクオリティだったり、主演の子が明らかに固かったり…。
しかし、話の内容は面白かったし、 笑いもシリアスもあって芝居のテンポもよかったし、終わる頃には主人公の子の芝居もよくなってた、、ような気がし、、(もうこの辺からひいき目になってるかも・・・)
まさに成長の過程を目の当たりにする感じがアイドルを応援したくなるということなのだろうか。


細かく気になるところはあるものの、
(北村先生が朴先生にきれる理由が弱いとか。最後主人公に北村先生が乗り移ったみたいって言うけどすこし弱いとか。いやどちらも弱いというか、展開が早すぎて感情が乗り切れない感じかな。)
全体的にはとてもいいバランスだった。
北村先生の演技に助けられている部分は多分にある。


幕間の休憩タイムがあって面白かった。一般的なのかな。
物まねコーナーだったり、写真集手売りしたり…。

気になった人

森岡悠。
北村先生役。普通にうまい。あのテンションでスラスラ喋るって元々そういう人なのか、相当練習してるんだろうなぁ。逆にテンションに助けられている部分はありそう。関西弁だったけど福岡出身の人。伊原六花に似てると思った。


岸田麻佑
キリっと美人でかわいい。次のアリスインプロジェクトではプロデュースもするんだって。

108席の小さな劇場。席はS、Aとエリアが決まっているだけでどこに座るかは自由。前3列がS席扱い。私は5列目くらいに座った。
客層は、ファンの方、業界っぽい人、また若い女性も結構いて、ファンなのか友達なのか同業なのか…。
グッズの売り子として普通に出演者が出ている。アイドル大変だなー。公演後は原さんが出てて、おー本物やーって普通に思った。
ファンとの近さは感じた。常連の人と友達かっていう距離感。

そういえば、施設のエレベーターが巨大でビビった。詰めれば100人くらい入るんじゃないかっていうくらいのでかさで核シェルターにでも入るんかっていうものものしい雰囲気…。直で劇場のロビーなので、帰りも原さんが手を振って見送ってくれたり…。おもしろいね。エレベーターの中に出演者の手描きメッセージが張り出してあったけど、人がたくさんなのでさすがに写真を撮るのは自粛…。