20191112 劇団☆新感線 「ゲキ×シネ 修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極」

2017年版髑髏城の最後にふさわしい回だった。

ずっと見てきた人にも新鮮で、これまでとの違いの発見の楽しさ、新作のように先の展開が読めないハラハラ感、演者たちの演技のすばらしさ、ストレートな爽快感と安心感。観終わって素直に「あーおもしろかった」ってつぶやいたわ。


太夫が蘭と捨をも兼ねているキャラ設定。これをすべて背負い込んで演じられる天海祐希のすごさ。一人三役ってわけじゃないんだけど、3人の人格をすべて内包しているというか…。ある意味一人三役より難しいような、、というかそういうキャラ付けをしたというアイデアがすごい。


信長と天で二役なのかー。なるほど新しい。結局どのタイミングから偽物なの?古田新太が説明した通りなのかな。いや違うか。そうだったら最後チューしないもんね…とはいえいきなりチューはないやろ。


これまで7人で決めポーズをとっていたタイミングで6人しかいないよー、えー、と思っていたら、最後の最後で決め!そしていつもの捨のセリフ「三途の川に捨之介!」で最高潮で終わる。これも最後感があってよかったなぁ。


これから極楽太夫として里を1からつくるっていうのが、実はこれまでの髑髏城の前日譚ともとれるようなタイムパラドックス感。


以下つれづれ…。
兵庫は花の時に似ている。このキャラはどの回を見ても、演じる人を兵庫というキャラが引っ張っているように思う。キャラ立ちしている。

カンテツのタナカ推し…三宅さんのこと知らない人が見たら、この人大丈夫か?って思うんじゃないか…。これ見に来る人は大体知っているか。

急に里にくる天魔王…びびるわー。映像演出でさらに急に来た感がある。そういえば今回はさらに映像ならでは演出が多かったように思う。
でも、無界の里を雑魚キャラが襲うのはなんかちがうなー。

一通りキャラが出そろって、あれ?七人目は誰だ?と思っていたら清十郎。しかもあっさり家康の元を抜けて来たとかそんなことできるの??

髑髏党三人衆の身内感…楽しそうである。

沙霧はけっこういいぞ…歴代2位に食い込んだな。清水くるみ…。

みんなで100人切り…わちゃくちゃしとるわー。

最後、太夫が回想するシーンって、現場ではどうなってたんだろう。映像?それとも後ろで本当に演じてたのかな。


素朴な疑問。
歌う時、わざわざマイク的なものを持って歌うけど、あれって何かの作法的なものなの?
顔につけているマイクでは表現できない何かがある?
顔につけているマイクは通常の喋り用に調整されているから、同じマイクで歌のシーンだけ歌用に切り替えて、すぐ戻すってのが難しいとか?