20191009 劇団☆新感線 「ゲキ×シネ 髑髏城の七人 ~Season月 下弦の月」

前回の上弦の月のところでも書いたが、
Season月は上弦と下弦をWカンパニー的に日替わりで入れ替えて公演するというスタイル。
なので、シナリオや演出は同じかなーと思っていたけど、やっぱりそうだった。
それでももちろん役者の個性で違った雰囲気にはなっている。


家康が家康であることの示唆が強めの演出になっているパターン。
家康は今までで一番軽いというか捨達に対してフレンドリー感があり、親しみやすい感じ。
無界の相手の女の亡骸に土下座までして謝ったり、
金500枚に対しての高笑いとか、
最後も笑顔で「じゃあ、二度と顔見せるなよ~」みたいな。
なんか分かりやすくてよかった。


私的に知っている役者が少ない回でもあった。
知ってるのは宮野真守羽野晶紀くらいか。

宮野真守の捨は、終盤のボロボロ感と泣き演技がちょっとくどかったかな…。
そんなにボロボロで弱気になる?って思った。
まあそのおかげで?相対的に霧丸がどんどんしっかり男らしくなっていく感じはあった。最後抱き合うところとか今までと立場(支える・支えられる関係)逆転しているような…。


羽野晶紀は、昔劇団員だったし初代太夫だったようなのでファンには感慨深いのかなぁ。
なんかテレビで見る羽野晶紀ってほんわかしてる感じだけど、舞台上ではしっかり舞台人だった。
太夫と兵庫の年齢差も上弦と比べると全然感じられなく、年の差フォローのセリフも無くてもいいんじゃないかと思えるほど。


贋鉄斎のアドリブ?も面白かった。
頭の剣が抜けないって、あれってハプニングなの?


もう来月最後のSeason極の日程も決まってる!
いよいよ最後、
予告映像が今回の上映前に流れていたけど、
極は太夫が主役なのかな?
かなり内容が違うようなのでとても楽しみです!

いやーしかしこれ見るたびに思うけど、
現地で360度ステージで体験したかったなぁ…とつくづく思う。