20191003 東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

とても感動したので、書き残しておく。

今年オープンした新アトラクション。
幸い、ハッピー15エントリーで15分前に入場した直後にファストパスでとったら8:40のパスが取れてあっという間に乗れた。
開園後はあっという間にファストパスも終わりスタンバイは150分待ち…いやー、まじこれ乗れてよかった。
そして待ち時間5分でトイマニをしてその時点で開園時間になったけどタワテラも滑り込みですぐ乗れて、アーリーを最大限使った感ある。

実は、どういうアトラクションなのか、全く、本当に全く知らないで行った。
その日の夜、ホテルで初めてCM見て、そのCMはちょっとだけ内容が分かるものになっていたが、それすら見たことなかったのか、見てたけど脳に入ってなかったのかは分からないが、本当に全く知らない状態で体験した。
それがさらにこの体験をよいものにした可能性はある。
ファストパスで入ったから待ってる間のあれやこれやもなく(待機列の装飾とかもすごい凝ってるらしい)、どういう内容なのかに想像を膨らませる時間もなく…。

さて、以下感想など。




まずライド体験の部分から。

とにかくものすごい没入感。立体視じゃなくても、とてもつもなくその空間に包まれている感じがする。
空を飛んでいる=対象物は遠方になる=立体視しなくても立体感が得られるっていうことなのかな。でも動物とか結構真下に来ているようなシチュエーションでもとてもリアリティがあった。
3DメガネやVRゴーグルのような装着物がないから、ノンストレスなので没入感が増している部分はありそう。

解像度どのくらいなんだろうなぁ。すこしボヤっとしてるかなという気はしたが、私は目が悪いのであまり気にならない。
スクリーンは曲面なんだろうけどゆがみは感じない。
座席が10人掛けくらいのやつが、横3列縦2列になってたか(調べたら縦3列らしい)、横とか下とか見ると他の客がもちろん見えるんだけど、全然没入感はそがれない。
360度スクリーンじゃないので、スクリーンの切れ目はあるんだけど、そういう乗り物に乗ってると思えてリアリティがそがれない。
幸い上の列だったが、下の列でも同じ没入感なのかどうかは気になる。

最初に一番高所感が味わえるシチュエーションにしてある気がする。そこで一番テンションを上げることで、その後の没入感を維持しつつ、ちょうどいい高揚感を保ったまま映像を楽しめるのかもしれない。
人によっては、もっと高所感を味わえるものを求めて物足りないというかもしれない。

この装置、映像(と動き)を変更すれば内容を完全に変えられるので、とても息の長いアトラクションになりそう。

欲を言えば、黒がもっと黒に見えると、さらに没入感が得られると思う。ドルビーシアターみたいな投影技術を取り込めれば・・・。
あと、ところどころ実写にCGを重ねている部分で少し違和感がある部分があった。海の上のカヌー?ってCGっぽかった。花火はよかった。

開始時ふわっと浮いて映像の中に入り込む感じと、
終了時スッと引いて現実に戻ってくる感じも、
なんでだろう、全然違和感ない。
つまり現実と映像の間がとてもちょうどよくシームレスにつながっている、感じがする。

所々で沸き起こる歓声、
終わった時に自然と沸き起こる拍手。
もちろんまだ新しいから初めて体験する人が多いというのもあるかもしれないが、拍手が起こるってすごい。

仕組みとしては全く新しいというものではないが、
細かく丁寧に違和感を除いていくことでクオリティが増しているのだろうか。
VRコンテンツを作るときのコツに通ずるものがある。



そして搭乗前のブリーフィング部分。

額縁の中の絵の女性が動き出す演出と、額縁の外側の影状のプロジェクション映像と額縁の中のカラー映像との連動。
例えば、彫刻の鳥の影が動き出して飛んで絵の中に入るとカラー実体化して絵の中の女性の手にとまる、とか。
絵の外はあえて影だけのプロジェクションにしているところが、プロジェクションの粗が目立たないことや、絵の中のカラーとの連動の不思議さなど、いろいろいいとこどりになっている気がする。

プロジェクション映像との連動はまあやればできそうな気はするが、絵の中の映像が、、とても不思議な投影で、すごく絵に見えるし、動画じゃないときに直近で見たけど絵にしか見えなかった。
どうやって元の絵を消して動画を投影しているのか。
それともその投影装置が紙の上に塗料で描かれたように見える装置なのか。

この紙みたいなモニター?は搭乗直前の案内でも使用されていた。
それもものすごく近くてみたけど全然モニター感がなかった…。
動画の時には近くでは見れていない。



その後他の人の感想を少し見てみた。
やっぱり上段の真ん中が一番いいっぽい。自分が真ん中だったかどうかはっきりと覚えてないけど右側に人が居るなーというのは覚えているので、真ん中か左だったんだと思う。
端はゆがみを感じるという人もいるので、もしかしたら真ん中だったのかもしれない。だとするととてもラッキーだったんだなぁ。

絵のモニターのテクノロジー的な話は見つからなかった。


いやーいい体験させてもらいました。