20191018 「オイディプス」

生新感線も観たし、本多劇場にも行った。
次はメジャー感のあるものも見てみたいなぁと思い、
タイミングが合った「オイディプス」を観劇。
Bunkamuraシアターコクーンも行ってみたかったし。

サイドのほそーいところの席(しか空いてなかった…)で、
左の端は見えないこともあったが、近くはあるのでよく見えました。


客入れしている間にもすでに兵士みたいな人が舞台上を徘徊している。
子役の姉妹が入ってきてソファーで談笑してたり。
そこから自然に開幕っていう、こういうのも舞台ならではで面白い。


舞台セットはとても丁寧なつくりでお金かかってる感ある。さすが。
2階建ての家のようなセットが奥にあり、その家部分と手前の空間で芝居が行われる。
左側は巨大な扉、右側は奥に続く通路があり、舞台の外にも空間が広がっているのを感じられる。
2階部分は幕で隠れるようになっていて、必要な時だけ幕が開く。
幕が下りているときにその部分をスクリーンとして使ったりもしていた。


古典的な「罪」の話。
若干くどいと感じるところはあった。
「それってもしかしてこういうこと?」「やっぱりそうかー」のやっぱりそうかーの部分が長くて、いやもうわかってるからいいよ、、みたいな。

私は初見で話の内容も全く知らない状態で見ているけど、
こういう古典で何度も上演されているようなものは、話は分かっている状態でその演技やセリフ回しや他の上演との違いなどを楽しむってことなのかな。
通はくどいところこそを楽しみに見ているのかもしれない。


公式ページに「ダンス」って書いてあったからミュージカル調なの?って勝手に思ってたけど、全然歌わないし、ダンスは創作ダンス的なものだった。


休憩があるもんだと思ってたら無かったので、途中集中力が切れそうになった。
その辺は事前に調べておいた方が気持ちが持っていきやすいなぁと思った。


途中出てきた使者みたいな女子だれやろ…って思ってあとで調べたら谷村美月!!
全体的に暗い世界の中で、なんかすごい素直で透明感あるなーと思った。
なんかちょっとイメージ変わったわ。

黒木瞳はずっと変わらず美しいです…。


後日の追記:
2019/12/17にほぼ日のイベントで「マクベス」を観て、なんか「オイディプス」に似てる部分があると思い、改めてオイディプスとは?みたいなのをちょっとだけ調べた(いまごろ…観劇した直後は特に深入りはしなかった。)
そしてギリシャ神話だということを今更知り、それを現代というか近未来的に脚色してるのねーと今更解った。
上記の感想にも書いたけど、いろいろ知ったうえで見たらもっと面白そうだなぁと思った。